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2010年12月06日

アメリカ、雪国の風景

 常夏の沖縄から雪国へ
 
つい二、三日前までふるさとの沖縄で、楽しく「沖縄そば」、「あしてびち」を食しながら王様気分で過ごした訳だが、日常の生活に戻らなければならなくなり、泣く泣く生活拠点に戻って来ました。

 沖縄では、しっかりと県民の権利である「知事選挙」にも投票出来て「沖縄の声」に小さな声を反映させる事が出来たことは誇りに思っております。

 さて、ここはアメリカ、イリノイ州の片田舎である。

 沖縄から帰ってきたら、いきなり大雪に歓迎されて、いつものことながら、「まった、こんな白いモノとあと五か月も、一緒に生活しなければならないのか、コノヤロー」。と、あいなった。

 アメリカ、雪国の風景

 我が住む住居の玄関前のガレージである。
 昨夜降った雪が約四十センチも積り、その除雪作業に約二時間も要するが、除雪機は使わずにもっぱら「力仕事」になる。今日は不運にも悪天候で「早朝ウォーキング」は中止、それを代用する形での除雪作業になった。

 アメリカ、雪国の風景

 ごらんのように、道なのか、庭なのか、判断が付きかねるのだが、かろうじて庭の木で判断するしかない。
 日本の東北地方では、雪かきはもっぱら「屋根に積もった雪」を下すのが力仕事だといわれておりますが、ここアメリカでは屋根の雪は「ノータッチ」。もっぱら歩道に専念します。

 アメリカ、雪国の風景
 このご婦人、急に雪かきをさせられ、体のあちこちが痛いようだ。いや、加齢のせいで長らくは腰を曲げてはおれず、このようにして背伸びしながらの雪かき作業にあいなった。
 ここでは面白い法律がある。

 雪が降っている間はただ積雪するのを待つだけだが、雪が降りやんだら大仕事になる。
 雪が止んで二十四時間以内に自分の家の前の歩道を急いで「雪かき」をしなければならない。
 もし、二十四時間以内に雪かきをせず、誰かがその歩道で転んだ場合は、裁判問題になり、家主は転んで怪我した人の「治療代」を支払わなくてはならない。
 信じられない話だが、法律だからいたしかたありません。
 勤めに出る人も、「雪かきした後に出社します」、と雪かきを最優先させるほど厳しい法律とのことだから、ぼくも急いで「雪かき作業」となった。
 さしあたって急な仕事はないので、「ウォーキング」の心算で雪かきをしますと、結構楽しいものです。

 アメリカ、雪国の風景
 この路上に駐車している車、ドライバーは車を動かすのにきっと苦労することでしょう。
 特に、自分の家の前には止めてほしくないものです。
 後ほど、市役所の除雪車が出動して、道路全体の除雪作業をするのですが、このように路上に車があると、その周辺はノータッチ。
 したがって、自分で除雪作業をしなければならない。
 公道の除雪って、結構大変な仕事です。
 この車、新車らしく、トヨタのカローラです。

 さて、話は急に変わって、沖縄を発つ前に「ミニコンサート」を楽しんだ。
 名の示す如く、ミニ音楽会なのだが、どうしてどうして、大変素晴らしい音楽会で二時間がアッという間に過ぎたのは、その内容がこゆかったせいでしょう。
 プログラム全体がよく計画されて、プロの歌い手の出演などからあったりで盛り上がったのだが、その中で二点ほど。

 アメリカ、雪国の風景
 プロの「歌い手さん」とのことですが、さすがプロですね。見せ場をチャンと作ってくれる。
 昔の艶歌(演歌?)を熱唱しておりましたが、大変色気(失礼)があって、こういうものは何時見ても、何時聞いても目の保養になり、また耳の保養にもなります。
 最近の歌い手さんは、歌の質よりも、体全身を惜しむことなくさらけ出して、思わず目をそむける事もあるのですが、このように昔ながらの「チャイナドレス」が一番「お色気たっぷり」、と感じるのはぼくの加齢のせいだろうか。

 それから、もう一つ。
アメリカ、雪国の風景
 指笛で、「冬の星座」などを演奏しておりましたが、またビックリ。
 口笛などは、ほとんどの人が吹けるので、何の珍しいことはないのですが、指笛は別。
 そもそも、指笛のあの音色が素晴らしい。おそらく、三オクターブ以上の音域があるのではないだろうか。
 沖縄では指笛は民謡のハヤシなどに使われることはあっても、このようにして音楽を奏でることはなかったのではなかろうか。
 全く持って「素晴らしい」一語に尽きました。

 思い切り、ふるさとでの生活をエンジョイし、且つ、「沖縄料理」を満喫して、もらった「元気」をこれからの生活に生かしていこうと、心に誓っている今日である。

 やんばらー。


 



Posted by 定雄 at 05:50│Comments(0)
 
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