2011年07月31日

我が家の菜園の幸

 猛暑の中の多彩な出来事

 夏になれば暑いのは当たり前なのだけれど、今度の夏は例外中の例外で、報道によりますと、我が住む町も七月は史上二番目の暑さであるそうだ。道理で暑い訳だ。
 連日、三十三度以上だから、日中にウォーキングを楽しもうものなら、途中で熱中症になり、「ブチクン」なるのを覚悟しなければならない。

 さて、ここはアメリカ合衆国、イリノイ州の片田舎である。

 七月は暑い中で、いろいろな催し物が目白押ししたので、それらを写真で追っかけてみた。

 我が家の菜園の幸

 毎週、土曜日になると、いわゆる「FARMERS MARKET」なる「にわか市場」が駐車場に登場する。
 近くの農家の皆さんが庭で植えた野菜類を、自分たちで消費するには作り過ぎてしまって、「小遣稼ぎ」に農産物を売っているのです。
 「無農薬」、「無化学肥料使用」を売り言葉にしているせいで、スーパーの野菜よりは若干割高になっているが、「健康志向」に芽生えた市民がたくさん集まり、結構繁盛している。
 玉ねぎなど、つい我が菜園の玉ねぎと比較するのだが、悲しいかな、「自我自尊」の心が芽生え、
 「なんだ、ぼくの玉ねぎが一回りも大きいのではないか」。
 相手は日本語が通じないので、「なんと喚こうと勝手なのだ」。

 我が家の菜園の幸

 七月四日は「アメリカ独立記念日」。小さな町でもパレードで賑わう。
 アメリカと言う国は不思議な国で、毎年どこかの国で戦争をしているのだが、この様なパレードの中でもしっかりと「戦争」をテーマにして、観衆の注目を集めている。
 これは、アメリカ海兵隊が1943年頃、硫黄島で日本軍を玉砕し、あの「すり鉢山」にアメリカの「星条旗」を掲げた有名な写真を模写したパレードなのだが、群衆から割れんばかりの喝采を浴びていました。
 群衆の一人と握手している戦争ベテランは、かって硫黄島で活躍した軍人であるそうだ。
 戦争当時は二十歳過ぎの若者であったに違いないが、現在はゆうゆう90才を越していると思われ、何かにつけてこのような戦争ベテランは、市民の皆さんに「担がれる人生」をエンジョイいているのは、戦争に負けた日本人には、いささか奇妙に映るのはぼくだけの感情だろうか。

 我が家の菜園の幸

 我が菜園のトマトがしっかりと成長しました。
 写真を撮ったのが、10日ほど前なので、まだまだ青いのだが、いやはや自分にしては、上出来な育ち方であると思っております。
 現在は毎日収穫しており、でっかいトマトを二個も平らげております。
 何でも、トマトは「カロリー制限」にうってつけの野菜であるそうで、大きなトマトを二個食べてもカロリーに換算すると、わずか50キロカロリーにもならないそうだ。
 ところが、でっかいトマトを二個も食べると、おなかが一杯になり、他のごはん、おかずが食べられなくなり、ついつい主食は少なめになる、と、まあこのようになるそうで、減量に挑戦中の老若男女におすすめしたいです。
 何を隠しましょう、ぼくはここ五か月ほど「体重計」に乗るのを忘れたせいで、通常の体重に比べて5キロもオーバーになってしまった。
 誰でも経験していると思いますが、食べ物が豊富なこの世では、ちょっと油断すると、たちまちデブになるのです。
 誰か、名のあるお医者さんが言っておりました、「体重計に毎日乗っていると体重が減ります」。
 ぼくはそれは正しい表現だと思っております。

 我が家の菜園の幸

 七月はアメリカの田舎では毎年「農業祭」、いわゆる「COUNTY FAIR」が行われる。
 各農家が自分たちの自慢の、牛、豚、羊、などなどを農業祭に出品し、品評会が行われるのです。
 驚いた事に、この農業祭は一週間も開かれているのだが、その間は農家の皆さんは家畜と共に寝食をしていることです。
 自分の牛のそばに簡易ベッドを横たえて、そこに寝ています。大変、「ご苦労様」。

 我が家の菜園の幸

 牛の「品評会」風景。
 品評会風景を見て感じたことだが、子牛を品評に連れていくのは、その農家の若い女の子が手綱を引っ張っていることだ。
 親父のがめつい顔は品評に悪影響を及ぼすのを、大変気にしているらしい。
 ぼくが、仮にも品評をする立場であるとするならば、断然、若い女の子が手綱を引っ張ってほしいですな。

 我が家の菜園の幸

 さて、ぼくの菜園で栽培したニンニクの「自家製ニンニク・サプリメント」の作成。
 巷には、ありとあらゆる「商売サプリメント」が氾濫いている訳だが、それほどまでも、ニンゲンは自分の健康に気を配っている証拠。
 ぼくとて、例外ではなく、サプリメントで日常の栄養価を高めようといている。
 しかしながら、ぼくはいわゆる、市販のサプリメントは一切使いません。
 自家製の「黒糖ニンニク漬け」のサプリメント、それだけをかたくなに守り続けております。
 お蔭様で、「病気知らず」、「医者知らず」、「病院知らず」、いや、検査の為に病院には行きますが。
 なんといっても、自家製のサプリメントと、自家製の野菜があれば、病気とは縁がないモノです。

 我が家の菜園の幸

 我が家の菜園で収穫した野菜の「品評会」。
 向かって左より、「キャベツ」、キャベツの一個は菜園から盗まれました。盗まれるほどおいしいのです。
 その次に、ニンニクを漬けた「自家製サプリメント」。市販のサプリメントの小さな小瓶と違って、ぼくのサプリメントの瓶はビックリするほど、でっかいのです。
 それから、大きなトマト、小さなトマト、「山城定雄の減量作戦」に貢献しております。
 その次に、「オクラ」。オクラのようなネバネバ野菜は血液をサラサラにするそうです。
 その横に、「ピーマン」。昔はピーマンは食べられる野菜とは思っておりませんでしたが、なんのなんの、自分で栽培すると味はまた格別。「こんなおいしい野菜があったのか」と。
 「ジャガイモ」。このジャガイモは品名を「YUKON GOLD」と言って、格別に美味しいジャガイモ。
 多分、日本では手に入らないジャガイモではないでしょうか。
 とにかく、美味しい。「マーサン」、これ以外の表現はなし。
 「玉ねぎ」、これも美味しい、美味しいのだけ栽培しているのですから、皆美味しいのは当然。

 最後になりましたが、写真の下左のタッパーに入っているのは、ぼくの自慢の「自家製みそ」。
 大豆で商売している関係上、大豆で作る食品はすべて自家製。
 この味噌は一年前に作ったものだが、ちょうど今頃が、「食べごろ」。
 市販の味噌と違って、「自家製のみそ」は発酵する際に活躍する、「麹菌」が生きているので、おけば置くほど熟成して、美味しくなるのです。
 ちなみに、市販の味噌は「冷蔵庫に保管」するのが建前ですが、「自家製のみそ」は常温で保管しても、味はますますよくなり、うまみが増すのです。
 ほら、昔の自家製「みそ」は美味しかったでしょう。
 
 ぼくは、ふだんは、無口で有名ですので(家内曰く)、このような自慢話の時はしゃべらないと損します。

 やんぱらーの「ハルサー」。

 
  



Posted by 定雄 at 03:32│Comments(4)
この記事へのコメント
久しぶりの記事に「ウーン」と思わずうなってしまいます。私の場合はほぼ毎日日記風に記事を書くのでそれだけ内容が薄められていますが、やんばらーさんのはさすがというか一気に最後まで読んで又、最初からゆっくり読みなおします。文章がアジクーターなんですねー。タッパーに入ったのは何だろうと思ったら白みそ・・・自分で作るのですから自分に合わせて塩加減も調整できるし羨ましい限りです。
昨日はナーベーラーとゴーヤを収穫してナーベーラーは汁にして食しました。まったく水分を入れてないのに豊富な水量がヘチマから出てきておかずならぬオツユと相成りました。この汁は生体水といってミネラル豊富な汁ですので健康食そのものです。
明後日頃台風が最接近するようで、今日は台風対策とゴーヤ棚を地面に降ろす前作業をやります。
せめて月に2回くらいは記事も書いてくださいヨ
Posted by kaz at 2011年08月02日 07:28
 KAZさん、

 コメント有難うございます。
 ぼくもゴーヤーとナベーラを作っておりますが、ゴーヤーは昨日から食べ始め、ナベーラはまだまだ食べられるほど成長はしておりません。特にナベーラは異国の土地ではとても注意深く根を下ろすようで、暑いのに成長はゆっくり、ゆっくり、気長に成長を待って
おります。

 「みそ」に限らず、「にごり酒」、「納豆」、「島豆腐」、「沖縄そば」に乗っける「三枚肉」、「ソーキ骨汁」「中味汁」、「足てびち」、沖縄の基本料理はすべて自分で作ります。
 それだけ、時間が豊富にある事になります。
 それから、ぼくも「ナベーラ・ドーンブシー」も作って楽しんでおります。
 ナベーラって本当に面白いですね。「ナベーランブシー」を作ると、ほんと、ナベーラの汁がどんどん出てきて「みそ汁」みたいになります。それがまた、美味しい事。

 「手前みそ」、と言いますが、自分で作った味噌を食べ始めると市販の味噌は、味気なく食べられなくなります。一度、お試しあれ。

 KAZサンのコメントを肝に銘じて、なるべく月に二回ほどは、こちら、アメリカの情報を発信できるよう、努めます。

 今後とも、よろしくお願い致します。

 やんばらー。
Posted by やんばらー at 2011年08月02日 22:31
初めまして。沖縄本島中部在のぴーこのまめさやと申します。
自家製味噌。。いいですよね!
私も味噌作りにハマっていて、麹から作りますよ。

自家製だと酵素が生きていてスバラシイ食品になりますよね。

遠い国で発酵食品を作っているって感動☆
Posted by ぴーこのまめさやぴーこのまめさや at 2011年08月04日 16:12
 ぴーこのまめさやさん、

 貴重なコメント有難うございます。
 面白いネット名前ですね。「まめ」が入っているのは、きっと「大豆」が好きであると察しました。
 それに、自分で味噌も作っているとか。

 そうです、自家製味噌に勝る食品はありません。自家製味噌は常温で保存しても三年間も品質劣化は無く、麹菌のおかげで、ますます美味しくなります。

 ぼくもコメを使って「コメ麹」を作り、半分は味噌用、残りの半分は「にごり酒」を造っております。「にごり酒」は日本酒の原型で、大変美味しいです。
 一度作ったらいかがですか。いや、失礼、日本では自分で酒を造るのは違法になっています。

 このような形で、いろいろと情報交換できることを嬉しく思っております。

 今後とも、よろしくお願い致します。

 やんぱらー。

 PS: 沖縄のやんばる出身ですから、「やんばらー」です。
Posted by やんばらー at 2011年08月04日 22:07
 
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