
2011年05月12日
有機野菜の成長
ようやく有機野菜が成長し始めました。
世の中、目まぐるしく変わって行きます。
先週は、アメリカ南部で大竜巻が百個以上も発生し、400名を上回る犠牲者を出したかと思いきや、今週はアメリカ中心部を流れるミシシッピー川が氾濫し、大被害を出しております。
このミシシッピー川、とてつも長い川で、川上から川下まで3,700キロ以上もあり、ゆっくり流れるが故に、じわりじわりと家屋に浸水し、水浸を二、三日にかけて行ない、またゆっくりと南の方へ流れて行きます。
全長3,700キロと言いますと、那覇から東京までが約1,600キロ位だと記憶しておりますので、それの2倍以上。那覇から北海道間の距離よりもっと長いわけです。
ゆっくり流れますので、家屋は浸水はすれど、破壊されることはありません。
しかし、水が引いた後は、家の中はすべて泥で汚され、家財道具すべてを買い換えなければなりません。
保険でカバーできるのはそれで良し。さもなくば、無からの人生やり直しになります。
さて、ここはアメリカ合衆国、イリノイ州の片田舎である。
件(くだん)のミシシッピー川は、ここイリノイ州と西のミズリー州の州境に位置し、普通より多めの雨が降ったとて氾濫することはあり得ません。
ところが今回は、四月に通常の二倍以上の降雨があり、また北に位置する諸州では歴史的な積雪があったせいで、雪解け水が鉄砲水のごとく発生し、いわゆる「ダブルパンチ」を受けたわけです。
アメリカの歴史始まって以来の大洪水だと、マスコミは騒ぎ立てていますので、今後ますます被害が大きくなると言われております。
巨大竜巻による瓦礫の山と、ミシシッピー川の氾濫をテレビを通してみていますと、日本の「東北大震災」に似たような光景が現れ、天災の恐ろしさを「これでもか、これでもか」、と見せられ、毎日胃が痛む思いをしているのは、ぼく一人だけではないと思います。
ところが、同じアメリカでも、西側に位置するテキサス州では、去年の八月以来、雨らしい雨は降らず、大干ばつになり、暑さのせいでいたる所で山火事が起こっており、これもまた甚大な被害をもたらしているようです。
暗いニュースばかりが続きます。
オサマ・ビン・ラデンの殺害もまたしかり。
なにか、沖縄にでも明るいニュースがあると心休まるのですが。
ぼくの「指笛練習の成果」でも報告いたしたいのですが、これも、どっちかというと、明るい話題にはなりません。
しかたがありません。我が有機野菜の成長過程をご披露致します。

四月の初めころに種蒔した有機野菜が成長を続けております。
まだ野菜が小さいにも関わらず、待ちきれないと思し召しこの御仁、早速の収穫です。
向かって左側から、「二十日だいこん」、「山東采」、「春菊」、「リーフレタス」、そして「ほうれん草」。収穫しているのは「リーフレタス」、成長が一番早い野菜です。
山東采と春菊の種はアメリカにはありません。
たまたま、沖縄に帰省した時に、トランクの底にひそんでいた種を蒔いたら、運よく芽が出てきた、と、まあこういう訳です。

一連の葉野菜の手前にあるのは、「ニンニク」と「玉ねぎ」。
後方にあるのは、「ブロッコリー」、「キャベツ」、「ピーマン」、そして「セロリー」。
野菜の数だけはたくさんあります。数えてみたら合計で15種類。
いったい、これだけの数の野菜を二人だけで食べられるのでしょうか。
去年の例からして、「大丈夫」、です。
五月から、十月まで、半年の期間がありますから、どんな数の野菜でも消費できます。
消費出来なくて余った野菜は冷凍して冬に食べます。

もともと、野菜への冠水は水道の蛇口にホースをつないで行うのですが、今日は冠水するのは収穫の始まる葉野菜だけですから、この様にジョロで「ご苦労様」程度の冠水です。
畑全体が30坪もありますので、水道の水を冠水用に使うとなると、水道料が大変でしょう。
と、考えるのが一般的ですが、さにあらず。水はいくらでもタダでもらえます。
いや、年間の畑の借用代金の50ドルの中にすべて込みになっております。
ミシシッピー川があのように氾濫するほど水が豊富ですから、「水はバンナイ、バンナイ、タダで使って下さい」、とお上からの伝達です(ほんとは違いますけど)。

我が菜園の全体。
まだ、植えつけていない空き畑もありますが、来週にはすべて埋め尽くされる予定です。
葉野菜の他に、「ジャガイモ」、「トマト」、「ラッキョウ」もすでに植えました。
「ラッキョウ」の種もアメリカにはありません。
どうして手に入れたかは、企業秘密に該当しますので、ここでは触れないでおきましょう。
今後は、「ゴーヤー」、「ナベーラ」、「オクラ」を植えるつもりです。
これらの野菜群が揃う頃には、見ごたえのある菜園になります。
あと一月以上待たねばなりませんが。
さて、ぼくが毎日「ウォーキング」している公園に珍しく「枝垂れ桜」がありました。
英語で「Weeping Higan Cherry」と言うそうで、「しだれ桜」とも呼ぶそうですが、いやはや、綺麗で見事なものです。
日本の伝統的な「そめいよしの」より、もっとピンクかかっており、どちらかと言うと沖縄の「ひかん桜」よりもあわい色合いをしております。

そして、もう一つ、見事な花を咲かせる「街路樹」、英語で「Magnolia」。
以前から、綺麗な花だと思い、「見ぼれ」していたのですが、残念ながら樹の名前は知らず。
ついこの前、新聞で名前を知ったしだい。
ついでに、辞典で調べてみたら、日本語では「モクレン」と言うらしい。
樹の日本名があるのだから、日本のどこかにはあると思いますが、浅博、もしくは無知がなせる技で、今まで花を眺めるだけにしておりました。
しかし、このモクレン、花が散るころになると、これほどみすぼらしい花もまたありません。
きれいな花は、大体みな同じ。
咲いているあいだは綺麗だが、散るころになると眼を背けてくなるような、みすぼらしい形に変化します。
今から咲くであろう「ボタン・シャクヤク」もまた同じ。
誰かが言いました。
美女だって若いあいだはほれぼれするほど見惚れるが、老女になったらたちまち醜女になり、背をむける、と。
ちなみに、街路樹「モクレン」の手前にある車は我が愛車。トヨタ・シエナです。
明日もまた、「ウォーキング」を楽しみつつ、綺麗な花でも探しましょう。
花を探しつつ、「ポニーテール金髪嬢」とウォーキングで鉢合わせになると、また、楽しからずや。
その為には、毎日有機野菜を食べて、健康でなくっちゃ。
Mountain Castle やんばらー。
世の中、目まぐるしく変わって行きます。
先週は、アメリカ南部で大竜巻が百個以上も発生し、400名を上回る犠牲者を出したかと思いきや、今週はアメリカ中心部を流れるミシシッピー川が氾濫し、大被害を出しております。
このミシシッピー川、とてつも長い川で、川上から川下まで3,700キロ以上もあり、ゆっくり流れるが故に、じわりじわりと家屋に浸水し、水浸を二、三日にかけて行ない、またゆっくりと南の方へ流れて行きます。
全長3,700キロと言いますと、那覇から東京までが約1,600キロ位だと記憶しておりますので、それの2倍以上。那覇から北海道間の距離よりもっと長いわけです。
ゆっくり流れますので、家屋は浸水はすれど、破壊されることはありません。
しかし、水が引いた後は、家の中はすべて泥で汚され、家財道具すべてを買い換えなければなりません。
保険でカバーできるのはそれで良し。さもなくば、無からの人生やり直しになります。
さて、ここはアメリカ合衆国、イリノイ州の片田舎である。
件(くだん)のミシシッピー川は、ここイリノイ州と西のミズリー州の州境に位置し、普通より多めの雨が降ったとて氾濫することはあり得ません。
ところが今回は、四月に通常の二倍以上の降雨があり、また北に位置する諸州では歴史的な積雪があったせいで、雪解け水が鉄砲水のごとく発生し、いわゆる「ダブルパンチ」を受けたわけです。
アメリカの歴史始まって以来の大洪水だと、マスコミは騒ぎ立てていますので、今後ますます被害が大きくなると言われております。
巨大竜巻による瓦礫の山と、ミシシッピー川の氾濫をテレビを通してみていますと、日本の「東北大震災」に似たような光景が現れ、天災の恐ろしさを「これでもか、これでもか」、と見せられ、毎日胃が痛む思いをしているのは、ぼく一人だけではないと思います。
ところが、同じアメリカでも、西側に位置するテキサス州では、去年の八月以来、雨らしい雨は降らず、大干ばつになり、暑さのせいでいたる所で山火事が起こっており、これもまた甚大な被害をもたらしているようです。
暗いニュースばかりが続きます。
オサマ・ビン・ラデンの殺害もまたしかり。
なにか、沖縄にでも明るいニュースがあると心休まるのですが。
ぼくの「指笛練習の成果」でも報告いたしたいのですが、これも、どっちかというと、明るい話題にはなりません。
しかたがありません。我が有機野菜の成長過程をご披露致します。

四月の初めころに種蒔した有機野菜が成長を続けております。
まだ野菜が小さいにも関わらず、待ちきれないと思し召しこの御仁、早速の収穫です。
向かって左側から、「二十日だいこん」、「山東采」、「春菊」、「リーフレタス」、そして「ほうれん草」。収穫しているのは「リーフレタス」、成長が一番早い野菜です。
山東采と春菊の種はアメリカにはありません。
たまたま、沖縄に帰省した時に、トランクの底にひそんでいた種を蒔いたら、運よく芽が出てきた、と、まあこういう訳です。

一連の葉野菜の手前にあるのは、「ニンニク」と「玉ねぎ」。
後方にあるのは、「ブロッコリー」、「キャベツ」、「ピーマン」、そして「セロリー」。
野菜の数だけはたくさんあります。数えてみたら合計で15種類。
いったい、これだけの数の野菜を二人だけで食べられるのでしょうか。
去年の例からして、「大丈夫」、です。
五月から、十月まで、半年の期間がありますから、どんな数の野菜でも消費できます。
消費出来なくて余った野菜は冷凍して冬に食べます。

もともと、野菜への冠水は水道の蛇口にホースをつないで行うのですが、今日は冠水するのは収穫の始まる葉野菜だけですから、この様にジョロで「ご苦労様」程度の冠水です。
畑全体が30坪もありますので、水道の水を冠水用に使うとなると、水道料が大変でしょう。
と、考えるのが一般的ですが、さにあらず。水はいくらでもタダでもらえます。
いや、年間の畑の借用代金の50ドルの中にすべて込みになっております。
ミシシッピー川があのように氾濫するほど水が豊富ですから、「水はバンナイ、バンナイ、タダで使って下さい」、とお上からの伝達です(ほんとは違いますけど)。

我が菜園の全体。
まだ、植えつけていない空き畑もありますが、来週にはすべて埋め尽くされる予定です。
葉野菜の他に、「ジャガイモ」、「トマト」、「ラッキョウ」もすでに植えました。
「ラッキョウ」の種もアメリカにはありません。
どうして手に入れたかは、企業秘密に該当しますので、ここでは触れないでおきましょう。
今後は、「ゴーヤー」、「ナベーラ」、「オクラ」を植えるつもりです。
これらの野菜群が揃う頃には、見ごたえのある菜園になります。
あと一月以上待たねばなりませんが。

さて、ぼくが毎日「ウォーキング」している公園に珍しく「枝垂れ桜」がありました。
英語で「Weeping Higan Cherry」と言うそうで、「しだれ桜」とも呼ぶそうですが、いやはや、綺麗で見事なものです。
日本の伝統的な「そめいよしの」より、もっとピンクかかっており、どちらかと言うと沖縄の「ひかん桜」よりもあわい色合いをしております。

そして、もう一つ、見事な花を咲かせる「街路樹」、英語で「Magnolia」。
以前から、綺麗な花だと思い、「見ぼれ」していたのですが、残念ながら樹の名前は知らず。
ついこの前、新聞で名前を知ったしだい。
ついでに、辞典で調べてみたら、日本語では「モクレン」と言うらしい。
樹の日本名があるのだから、日本のどこかにはあると思いますが、浅博、もしくは無知がなせる技で、今まで花を眺めるだけにしておりました。
しかし、このモクレン、花が散るころになると、これほどみすぼらしい花もまたありません。
きれいな花は、大体みな同じ。
咲いているあいだは綺麗だが、散るころになると眼を背けてくなるような、みすぼらしい形に変化します。
今から咲くであろう「ボタン・シャクヤク」もまた同じ。
誰かが言いました。
美女だって若いあいだはほれぼれするほど見惚れるが、老女になったらたちまち醜女になり、背をむける、と。
ちなみに、街路樹「モクレン」の手前にある車は我が愛車。トヨタ・シエナです。
明日もまた、「ウォーキング」を楽しみつつ、綺麗な花でも探しましょう。
花を探しつつ、「ポニーテール金髪嬢」とウォーキングで鉢合わせになると、また、楽しからずや。
その為には、毎日有機野菜を食べて、健康でなくっちゃ。
Mountain Castle やんばらー。
Posted by 定雄 at 11:48│Comments(4)
この記事へのコメント
こんばんは
OB会(多虎会)終わって来ました。雨の中のウォーキングでしたが、それ以上に楽しいひと時を過ごしました。
やっとブログの更新されましたね。待ってましたとばかり、一気に読みました。いいですねー 畑にはまったく障害物がなく100%太陽の光を浴びるのですから羨ましい限りです。私のゴーヤも孫づるが出始めています。すぐに雄花が咲くでしょう。時々その変化を画像入りブログで紹介したいと思っています。乞うご期待です。
OB会(多虎会)終わって来ました。雨の中のウォーキングでしたが、それ以上に楽しいひと時を過ごしました。
やっとブログの更新されましたね。待ってましたとばかり、一気に読みました。いいですねー 畑にはまったく障害物がなく100%太陽の光を浴びるのですから羨ましい限りです。私のゴーヤも孫づるが出始めています。すぐに雄花が咲くでしょう。時々その変化を画像入りブログで紹介したいと思っています。乞うご期待です。
Posted by kaz at 2011年05月12日 23:36
KAZさん、
コメントありがとうございます。
そうです、畑の離れた周囲には樹はありますが、太陽を遮断する障害物は皆無。
今の時期ですと、日の出が朝の05:30時ですので、その時から太陽の恩恵を受け、日没が午後8:00時ですから、それまで太陽は燦々。毎日14時間以上も太陽の恵を受けるわけですから、どんな植物でも急激に成長します。
ゴーヤーとナベーラはまだ苗を育てている段階です。雪国では少々遅れて育ちます。
OB会の楽しい雰囲気を想像して、いても、立ってもいられません。ぼくは自分で「にごり酒」を作っておりますので、いつか多虎会の皆さんに味見させようと考えております。ぼくも負けずに「乞うご期待」とします。
毎日、長時間のウォーキング、ご苦労様です。
やんばらー
コメントありがとうございます。
そうです、畑の離れた周囲には樹はありますが、太陽を遮断する障害物は皆無。
今の時期ですと、日の出が朝の05:30時ですので、その時から太陽の恩恵を受け、日没が午後8:00時ですから、それまで太陽は燦々。毎日14時間以上も太陽の恵を受けるわけですから、どんな植物でも急激に成長します。
ゴーヤーとナベーラはまだ苗を育てている段階です。雪国では少々遅れて育ちます。
OB会の楽しい雰囲気を想像して、いても、立ってもいられません。ぼくは自分で「にごり酒」を作っておりますので、いつか多虎会の皆さんに味見させようと考えております。ぼくも負けずに「乞うご期待」とします。
毎日、長時間のウォーキング、ご苦労様です。
やんばらー
Posted by やんばらー at 2011年05月13日 09:04
やんばらーさん
こんにちは
今日も梅雨空で雨がシトシト降っています。昨日は那覇まで行っての帰り土砂降り(65ミリ/Hr)で車のワイパーが間に合わないほどの雨でした。最近の日照不足で葉野菜が全滅寸前です。こんな経験は初めてで戸惑っています。
多虎会ですが、残念ながら写真は撮りませんでした。というのも最近は個人何とか法とかがうるさく顔がわからないように撮ってくれとかいろいろ言う人がいるので難しくなっています。それで出席者の名前を列挙しておきます。
阿波根庸春 宮里将征 西平守光 仲栄真清 玉城信治 新川一男 金城輝康 田島悦雄 玉城俊夫 比嘉房雄 糸数岩雄
ゴンちゃんの奥さんも途中から参加しました。この日は珍しくいつも参加する方が私用で多くの来れませんでした。
いつか多虎会に参加出来たらぜひ手作り「にごり酒」でも味見させてくださいね。
こんにちは
今日も梅雨空で雨がシトシト降っています。昨日は那覇まで行っての帰り土砂降り(65ミリ/Hr)で車のワイパーが間に合わないほどの雨でした。最近の日照不足で葉野菜が全滅寸前です。こんな経験は初めてで戸惑っています。
多虎会ですが、残念ながら写真は撮りませんでした。というのも最近は個人何とか法とかがうるさく顔がわからないように撮ってくれとかいろいろ言う人がいるので難しくなっています。それで出席者の名前を列挙しておきます。
阿波根庸春 宮里将征 西平守光 仲栄真清 玉城信治 新川一男 金城輝康 田島悦雄 玉城俊夫 比嘉房雄 糸数岩雄
ゴンちゃんの奥さんも途中から参加しました。この日は珍しくいつも参加する方が私用で多くの来れませんでした。
いつか多虎会に参加出来たらぜひ手作り「にごり酒」でも味見させてくださいね。
Posted by kaz at 2011年05月17日 09:48
KAZさん、
多虎会の様子、ご連絡有難うございます。
メンバーも大分増えているようで、頼もしくもあり、羨ましくもあります。
MMさん、KAさんは新規会員であるような気がするのですが。
今年の11月には帰省致しますので、その際に例の「にごり酒」を造り、皆さんにご賞味させることを楽しみにしております。
味については、砂川さんの家で造りましたので、参考に聞いておいてください。
以上、ウォーキングに精だして下さい。
やんばらー
多虎会の様子、ご連絡有難うございます。
メンバーも大分増えているようで、頼もしくもあり、羨ましくもあります。
MMさん、KAさんは新規会員であるような気がするのですが。
今年の11月には帰省致しますので、その際に例の「にごり酒」を造り、皆さんにご賞味させることを楽しみにしております。
味については、砂川さんの家で造りましたので、参考に聞いておいてください。
以上、ウォーキングに精だして下さい。
やんばらー
Posted by やんばらー at 2011年05月17日 21:46