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2011年09月03日

我が町のトウモロコシ祭り

 台風とハリケーン
 日本の台風シーズンと、アメリカのハリケーン・シーズンは一致し、両方とも九月初旬が暴風のピークであるそうだ。
 つい二、三日前にアメリカの東海岸を襲った「ハリケーン・アイリン」の凄さは、言葉では表現出来ないほど強烈で、自然の猛威をまざまざと見せつけられて、生きていることに恐怖を感じたのはぼくだけではあるまい。

 さて、ここはアメリカ合衆国、イリノイ州の片田舎である。

 イリノイ州はハリケーンには縁がない州ではあるが、その代わり、竜巻が襲ってくる。
 ハリケーンは襲来するのは事前に察知できるので、ある程度はそれに対する対策は可能である。ところが、竜巻はいきなり襲ってくるので、いざそれに直撃されると甚大な被害を被る。
 今回、アメリカの東海岸の十三州を襲ったハリケーン・アイリンは、上陸したさいの風速は、秒速30メートルであったゆえ、人々はあまり避難には前向きな姿勢を取らなかったようだ。
 ところが、降雨量が尋常ではなく、ある地域では一時間に80ミリ以上の雨が五、六時間以上も降り続き、挙句のはては、いたる所で、いわゆる「テッポウ水」が発生し、地域全体が海になってしまった。
 何でも、今回のハリケーンの被害は、アメリカの自然災害では過去最高の金額に達するとの事で、マスコミは今日もハリケーン被害の様子を伝え続けている。
 ハリケーンでの死者は40名以上との事だが、いかんせん、家を丸ごと流された地域が多く、悪い事に、「テッポウ水、濁流」による被害の保険は殆どの家庭が入っていないとの事ですから、「すべて水に流された」住民があまりにも多く、アメリカ政府も躍起になって対策を立てているとの事、ご苦労様です。

 話は、突飛に変わって、ぼくの住む町は先日、「トウモロコシ祭り」なる催しがあり、その匂いに誘われて千鳥足でそこに赴いた訳です。
 我が町のトウモロコシ祭り

 相変わらず、ボリュームたっぷりな御仁のオンパレードだが、日ごろから目立たなく、こじんまりしたお方は、いや、何はともあれ、元気そうでなりよりです。

 ハリケーンの続きを話すと、日本にも今日現在(2011年09月02日)、台風12号が、四国、近畿に上陸するようです。この台風も風速30メートルくらいで、ハリケーン・アイリンと似たような規模だが、かなりの雨の範囲を持っているようで、ハリケーン・アイリンの二の舞になるのではないかと、気をもんでおります。
 我が町のトウモロコシ祭り

 ここで、ちょっと休憩し(週末ですから)、ビールでも、と、思ったのですが、この方がすでに手に持っているようですので、それを頂きましょうか。

 ハリケーンの話に戻しますが、ぼくは、いわゆる自然暴風に名前を付けると言うのは、素晴らしい事だと思います。台風2号とか、台風12号とかの名前は何となくピンときません。
 沖縄でも、遥か昔、アメリカ軍が沖縄を統治していたころ、台風にアメリカの名前を付けていたものです。
 今の若い皆さんはご存じないかも知れませんが、よく、「台風キャサリン」、とか、「台風コラ」とかの名前がラジオで流れておりました。
 台風コラは、今でも名高い、いわゆる「第二宮古島台風」です。1966年に襲来し、過去最大の風速80メートルの台風と言えば、記憶が蘇ると思いますが。
 ところで、コラと言う名前ですが、ちゃんとしたアメリカの名前で、CORAというかわいい女の子の名前なのです。「おいコラ、おまえ俺のいう事をちゃんと聞いているのか、コラ」。

 我が町のトウモロコシ祭り
 しかし、トウモロコシは旨いですねぇ。特に屋外では空気がドレッシングになるので格別に美味しく感じます。
 出来る事なら、年配の御仁ではなく、若くピチピチしたポニーテール嬢のショットが欲しかったのですが、残念なるかな、「類は友を呼ぶ」ようで、ぼくの周囲はごらんのように同世代の方ばかり、これもまた人生かな。

 台風に何号、何号、ではなく、綺麗な名前を付けたいですね。
 とりあえず、この前2011年08月05日に沖縄を直撃した、台風9号の名前を考えましょう。すでに、遅いですが。
 どこかの国の総理大臣は、「自分は退任します」、と、公約してから、延々と三か月も居座ってしまった。
 「居座る」ことは、他人をイライラさせ、また、何にもやらないから、物事は前に進みません。
 この三か月の間、さんざん、国民をイライラさせ、「悪魔の顔」、と、まで言われるまで下げおろされましたが、ようやく退任したようです。
 台風9号は、沖縄を直撃し、延々と40時間以上も暴れまくり、そして居座って、沖縄県民をイライラさせすぎました。
 何をやろうとも、台風だから、何も出来ません。まるまる二日間も台風が暴れまくり、居座ったのはここ20年ないのではないでしょうか。
 そこで、この台風9号を、ぼくはイライラ「ナオト」と名づけたい。
 三か年後では、「2011年08月05日の台風9号」では、皆に忘れられてしまいます。
 ところが、「台風ナオト」となれば、イライラ台風という事で、永遠に県民の記憶に残るのではないでしょうか。

 我が町のトウモロコシ祭り
 ぼくが作った今年のゴーヤー。
 比較する意味において、愛飲するビール缶をそばに置いた。
 毎年、自慢する事だが、ここ、イリノイの土地は肥沃でゴーヤー栽培には最適な場所です。

 台風2号、2011年5月28日に襲撃した奴も沖縄に甚大な被害をもたらせました。
 風速はあまり強くなかったようですが、雨はあまり降らず、「空っ風」ばかりで、悪い事に、塩分を大量に含んだ風であったようで、沖縄の農産物に過去最大の70億円という被害であったようです。
 我が昔、同僚である友人が、家の庭で「手塩にかけて育てた、ゴーヤー、ナベーラ」が全滅したとの話も聞きます。
 70億円の被害と言うのは、沖縄県民にとって非常に痛い事で、過去にこれほどの被害はなかったようです。
 これほどまでに、県民を苦しめ、特に、農民にとっては、「悪魔台風」と呼ばれていますから、わたしらち(私達)は絶対忘れませんぜ。
 
 最近のリビアの情勢がますます混沌としております。
 「カダヒィ大佐」はとっくにかくれんぼして、逃げたようで、いま一生懸命探しているようですが、いまだに見つかりません。
 リビアの住民にとって、「カダヒィ大佐」は悪魔、殺人鬼、容赦なく住民を苦しめる、「この世にいなくても良い奴」。

 そこで、沖縄に過去最大の被害をもたらした、「台風2号」、あらため、「台風カダヒィ」と名付けたい。
 将来、「2011年05月28日の台風2号」、と、なったら県民に忘れられてしまいます。
 俺の野菜を全滅させた、「台風カダヒィ」、は絶対忘れないぞ。何があっても忘れないぞ。

 我が町のトウモロコシ祭り

 大きなゴーヤーです。
 本物です。
 彼女と比較して下さい。

 このようにして、我がアメリカでの生活は、楽しくもあり、台風命名に苦労することもあり、ゴーヤーの成長に微笑むこともあり、ハリケーンの被害に胸を痛め、たまのビールに酔っ払い、いろいろあり、
 「人生また楽しからずや」。

   Mountain Castle やんばらー。
 



 



Posted by 定雄 at 02:55│Comments(6)
この記事へのコメント
こんばんは(11PM)
記事を読んでいてトウモロコシ祭りの模様が想像できます。私はトウモロコシ大好き人間ですからその香りまで感じられて…
所で台風の名前ですが、ただ発表されないだけで名前はあります。
「台風12号」あらため「台風ナオト」。アジア名「タラス」になります。フィリピン語で鋭いと言う意味。
「台風2号」、あらため、「台風カダヒィ」
台風の名前 = ソングダー (SONGDA) : 北西ベトナムにある川の名前 [ベトナム]
アジア台風の名前一覧
http://www.d-web.co.jp/special/typhoon.aspx#06
私も台風名の復活を願うものです。
Posted by kaz at 2011年09月05日 23:11
 KAZさん、
 コメント有難うございます。
 ぼくもトウモロコシ大好きですが、カロリーが高いのがたまのキズ。美味しいからと食べ過ぎると翌日は1KG位は体重アップを覚悟しなければなりません。
 特に、最近のスィート・コーンはますます甘くなり、いくらでも食べられるようになっています。
 アメリカ人は、スィート・コーンをご飯代わりに食べ、T-BONEステーキを豆腐チャンプルーなどのおかず代わりに食べますから、
ごらんのように、ボリュームたっぷりな体形になっております。
 
 台風に名前があるとは知りませんでした。
 台風の名前は、アメリカのようにかわいい女の子の名前が好感がもてます。
 日本名だと、なんとなく誤解の対象になりますから。

 今後ともよろしく。
Posted by やんばらー at 2011年09月06日 22:30
ハイハイ こんにちは
スィート・コーンとT-BONEステーキでああいう体系になるんですねー
奥さんの顔と近くの女性の腕を比べると腕の方が大きいのにはびっくりです。しかもそういう人がウジャウジャ・・・ということはやはりスィート・コーンの高カロリーのせいかもね。
さて、こちらは連日「イラかん台風12号」のニュースばかりです。死者50人行方不明55人、平成に入って最悪だそうです。
総理も代わって沖縄も変わるかと思いきや関係閣僚がそろって沖縄を説得に来るそうです。例の美しい海に基地を作る話です。沖縄を日本のためにアメリカにささげることに躍起になっています。アメリカは現地が反対すれば基地は作らないと言っているんでが・・・・、外国では基地撤去の例もいくつかあるのですが、移設ができなければ普天間はそのまま残ると日本政府はこの小さな沖縄を脅迫しています。脅迫には屈してはいけませんね。絶対に
最後は正しいものが勝つと決まっています。
Posted by kaz at 2011年09月07日 13:08
 KAZさん、

 アメリカの中年以上の大人の約7割はデブであるそうです。 それも、毎年デブ率は高くなり、近いうちにデブではない人を群衆から見つけるのは難しくなるかも知れません。
 
 思えば、その昔、アメリカ人達がコザの町を闊歩していたころ、なんで背が高くカッコよい人たちだろうと、羨ましいくもあり、また、ご婦人などは適当に「胸の谷間などをちらつかせて」映画のスクリーンから出てきたのでは、などと思ったものです。

 残念なるかな、今はあまりにも太って「見苦しい」一語に尽きます。
 なぜこれほどまでに、デブになったか。
 食糧全体が格安である上に、「肉類」が安すぎます。野菜、果物より肉の方が安いですから、ついつい肉の食べ過ぎ。挙句の果ては・・・。

 ぼくが思うに、自由経済の行き過ぎだという事です。あまりにも「自由競争」が激しいものですから、メキシコあたりから「不法侵入者」を格安で雇って農産物生産を安くしないと、成り立たなくなっています。

 そういう物価の安い土地に間借りしていますので、大きな声では言えませんが。

 残念ではありますが、「普天間基地」の問題は、沖縄を犠牲にしないといけないようになっているようです。
 隣に巨大な中国がいますから、アメリカは沖縄を手放せないようになっています。
 アメリカのクリントン国務大臣もすでに、代替地は辺野古との事で、了解しておりますし、今更変更となったら、これこそ日本と言う国は大変な事になります。
 現に、野田総理も辺野古です。
 
 残念ですね。なんで沖縄だけ、昔から、犠牲、犠牲、そしてまた犠牲。
 何時になったら、平和な沖縄がくるのか。

 やんばらー
Posted by やんばらー at 2011年09月07日 23:00
やんばらーさんへ

しばらく静かですが、お元気でしょうか?

多虎会の会合は11月3日(木)の午後6時からモノレール古島駅西側100メートルの位置にある"ふくぎ"2Fで行いますので、ぜひ御夫婦そろってご参加ください。

糸数
Posted by 編集室編集室 at 2011年10月20日 20:34
おはようございます。
いや、"こんばんは"でしょうか?

しばらく更新が途絶えているようですが、お元気でしょうか?

過去記事を見ますとちょうど去年の今頃「毎日、毎日雪かきの日々」とありました。
今年も大雪に見舞われて四苦八苦している頃ではないかと察しています。

近況をお知らせください。楽しみにしておりますので・・
Posted by kaz at 2011年12月16日 09:06
 
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