アメリカ合衆国と沖縄を大豆による懸け橋サイト

　健康を保つには歩くに限る。

　アメリカでは、来年の11月に大統領選挙があるのだが、その前哨戦がすでに始まっているようだ。
　どこかの国では、これはもう事前選挙運動との事で、たちまち逮捕に発展しそうなれど、お国が違えば当然法律も違うようで、なんとなく微笑ましい気もするのだが、いかんせん、まだまだ先の事、有権者がどれだけ興味を持ってみているか、かいもく分からない。
　それに引き替え、日本では、東北大震災の影響で、国始まって以来の「大国難」に陥っているというのに、政治家は相変わらず総理の座を目指して、お互いの足の引っ張り合い、全く馬鹿げたことを繰り返しています。

　さて、ここはアメリカ合衆国、イリノイ州の片田舎である。

　先日、時間がたっぷりあったので、久しぶりに、本当に久しぶりに、我が住む町をブラブラ歩いてみた。
　ある土曜日の昼下がり、目的は別にないのだが、真夏のような暑い日であったので、涼しい場所を探し歩いたのである。
　
　我が住む町は、いわゆる、学生町。イリノイ大学が位置する田舎町である。
　田舎町といっても、イリノイ大学はマンモス大学で、学生の数約4万名、これだけの学生が街中を闊歩すれば、田舎町とは言えない華やかさがある。
　ところが、この日は、すでに夏休み、学生は殆ど姿を消して、歩く人はあまりいない、いや、歩くのはぼくを含めて少々だけか。
　夏休み中も大学に通う学生もいるので、そんなにすたれた町にはならないが、土曜日といえども、寂しい限りである。
　
　とある、居酒屋に寄って、一杯ひっかけてキャンパス内をブラブラしてみた。
　いや、ご安心あれ。車はちゃんと運転する「代行」を雇いましたので、心置きなく「涼しい場所」を移動できるもの。
　沖縄で、「代行運転」にどれだけお金がかかるかは知る由はないが、ぼくの場合はタダ。
　顔が少々赤くなってはいるが、それは日差しが強烈に強いからなのです。ビールのせいではありません。
　ま、ビールも少々影響しているとは思いますが。
　時計を見ると、まだまだ午後の三時。これから、もう二か所「涼しい場所」を見つけなければなるまい。
　涼しい場所でのビールは待ったなしにうまい。それに安い。
　小さな、350CC入りのビンビールが二ドルで買えるのだから、これはもう安いの、なんのって、これ以上の安さはないでしょう。
　沖縄でも、居酒屋では開店直後には、ジョッキ一杯で100円するのがあるそうですが、ジョッキで飲んだ方が美味しいのか、またまた、アメリカの片田舎の学生町で、ビンでラッパ飲みするのが美味しいのか。
　ぼくなら断然ラッパ飲みですねー。こういう時にはエゴ贔屓しなければ。

　
　町をブラブラした翌朝は、早速「早朝ウォーキング」。
　この早朝ウォーキングがまた楽しい。
　日中は、気温が三十度前後に跳ね上がると言うのに、早朝の午前五時の気温は摂氏15度。
　夏至をちょっと過ぎた日なので日の出は午前五時。絶好のウォーキング日和である。
　我が家から歩いて約二十分、広々とした公園にたどり着く。
　周囲はまだまだ「朝靄」がたなびくひんやりとした空気だ。
　この公園の中間に「物見やぐら」があり、そこでストレッチした後、我が家へと戻る。
　
　土曜日の午後に、しこたま町を徘徊し、顔が赤らむまで「ビール漬け」になった体で、早朝のウォーキングはきついのでは、と案ずる身内の輩はいるのだが、長年鍛えた体、何ともなく「すがすがしい気分」になるだけ。
　また、この年になると、二日酔いするほどビール漬けにはならないスベを獲得しているので、本人はいたって平気である。

　
　早朝ウォーキングを楽しんだ後は、朝食をすませ、我が菜園の手入れに没頭する。
　ありと、あらゆる野菜を植えているのだが、ぼくの一番の自慢は、このブロッコリー。
　ブロッコリーはキャベツの一種なのだそうだが、湯がいて食べると大変美味しい。
　何でも、ブロッコリーは栄養面からすると「野菜の王様」なのだそうだ。道理で美味しい訳だ。
　
　沖縄のゴーヤーから遅れる事四か月以上、ようやく我がゴーヤーも伸び始めてきた。
　七月いっぱいはどんどん成長し、八月からは美味しいゴーヤーがふんだんに収穫できます。
　去年は初めて、アメリカ人にもゴーヤーを紹介し、食べてもらったのだが、今年もどんどん食べてもらって沖縄の野菜を宣伝し、アメリカと沖縄の友好関係に寄与したいのですよ。
　でも、ゴーヤーはいまや全国版になっったので、沖縄ブランドとしては通用しないかも知れないけど。

　あと、一週間もすると、いよいよ「アメリカ独立記念日」。
　可愛いくて、綺麗な女の子の尻振りダンスを楽しみにしている今日この頃である。

　　　　　Mountain Castle ハルサー。